外国為替市場の仕組みについて

TVニュースなどで、「東京市場の円相場は」「ニューヨーク市場では」などとアナウンサーが読み上げていますが、為替市場には、株式でいう東京証券取引所のような投資家が集まって取引をする特定の場所は存在していません。なぜならば、外貨を売る人と買う人の11の関係で売買契約が成立する、相対取引の形をとっているからです。ニュース等では銀行の為替ディーラーが電話やインカムをつけて忙しそうに取引をしている様子が映っていますが、そのような場所が、世界中にはいたるところに存在しています。例えば、銀行で円をドルに外貨両替れば、その場所も外国為替市場になることになります。為替取引は24時間、常に世界のどこかで行われていおり、便宜上、日本で最も取引量が多くなる朝9時から午後3時までが東京の外国為替市場と一般的には呼ばれています。日本の市場が開く前にも世界では取引が行われており、日本時間の午後5時以降にはロンドンやニューヨーク市場で取引が始まります。為替取引の世界では、ロンドンやニューヨーク、東京が世界の三大市場と呼ばれていますが、海外の各市場も、もちろん便宜的に名前がついているだけに過ぎず、物理的な取引所は存在しません。