小口資金でも外国為替取引が実現

これまで個人が参加することができなかったインターバンク市場ですが、外為法改正により、個人向けの外国為替取引サービスを提供する会社や小口資金でもインターバンク市場に参加できる、「外国為替証拠金取引」市場が誕生しました。これらを上手に活用すれば、個人でも外貨預金の10分の1以下の割安な手数料で利用できたり、為替ディーラーのように24時間リアルタイムで動く為替相場で外貨を取引したりすることが可能になります。外国為替証拠金取引は、取引金額の一部を証拠金として預けることで、実際の投資金の120倍にも相当する大規模な外国為替取引ができるというものになります。一例として、1ドル100円と仮定して、100万ドルを買う場合は1000万円の元手が必要になりますが、その10分の1である100万円を証拠金として業者に預けることで10万ドル分の取引を行うことが可能になるというわけです。その後、為替が円安に進み1ドルが110円になった場合、手持ち10万ドルは110×10万ドルで1100万円です。100万円のリターンが手に入り、元手は倍になります。100万円の投資金で、1000万円を投資したのと同じ効果が得られるというのは大変魅力的ですね。また、為替が円高に動き1ドル90円になった場合は、90×10万ドルで900万円となり100万円の損失が発生します。証拠金100万円からマイナス100万円で元手は0円になってしまいます。このように、小額で高いリターンを得られる半面損失も大きくなります。外国為替証拠金取引は、外貨預金の金利に相当する利益が得られる方法もあり、外貨預金のように長く保有することで、金利にてこつこつリターンをかせぐ投資法も有効的です。その際、投資初心者は、あまり証拠金率が低いものを選ばない方が得策でしょう。最近は証拠金率100%で、外貨預金とまったく同じ値動きのリスクを抑えた商品も登場しているため、外貨預金の代わりに利用するにはこのタイプがおすすめといえるでしょう。投資経験豊富な方や、為替ディーラーのようにハイリスク・ハイリターンを楽しみたい方には、自分が許せるリスク度合いを考え、レバレッジが高いものを選ぶのもよいでしょう。為替相場が少し動いただけで大きな損益が生じる場合も多々あります。投資初心者はくれぐれも無理な取引は行わず、見合った手段で着手してみることをおすすめします。